来週これまで僕が格闘技留学で生徒達へ教えてきた栄養学とスポーツサイエンスをハワイの選手達へ向けたセミナーを開きます。これまで格闘技留学へ来てくれ成果を出してくれた(*2007年以降参加者全員です。)のがんばりが僕の独自の研究に説得力をくれ、マーシャルアーツサイエンスという僕独自の学問を確立するにふさわしい実績をくれました。
世の中にあるたくさんのスポーツサイエンスや栄養学の実験データは他の、格闘技以外のスポーツからとっています。よって、時にうまく我々格闘家にマッチしないことが多いです。それを長い間かけてハワイ大学の教授たちに質問しつづけ、資格と学位をとり、そして現役のハイレベルで競技するアスリートとして自分へまずためし、その後生徒達へためし、見事に素晴らしい成果を収めてきました。
この実績と知識は、他の人たちへシェアするにふさわしいものです。僕が格闘技をはじめた当時悩んでいた、欲しくても手にはいらなかったどのように鍛え、食べ、休めばいいのか、その答え、ヒントを、他の選手達へも早い段階で与えれたらと思っています。
格闘技をやっている生徒達のやる気は他のどのスポーツよりも必死だといえます。単純に、勝ち負けの重さが他のスポーツと違います。リングでは自身が傷つくリスク、負けた場合の精神的な苦しみ、なにより戦うことに恐怖がつきものです。
その恐怖心が、練習へとかきたて、そしてより高いものへの欲求を選手達の心に生み出します。と、そこまでは良いのです。ポジティブです。が、時にその恐怖は、どこまでやればいいかわからないがゆえ、また自分の体がいまどんな状態なのかわからないがゆえ、オーバートレーニングを引き起こし、それにより体の不調をおこします。体が不調であれば当然より試合への恐怖はよりつのります。恐怖がつのれば、それでも練習をしようとし、そして自分へ課した練習が不調によりうまく出来ない場合は、罪悪感を引き起こします。これらは、全て“やる気”があるからおきることです。
ほとんどの若い練習生や選手に、どのようなトレーニングを、どのくらい、どのように、やればよいかという科学的な根拠を得るチャンスはありません。近いものをみるとしたら、雑誌の、営利目的とした記事たちばかり。それらはギリギリのところで“嘘”はついていませんが、読み手が受ける印象と、実際は違うようにつくられてます。仮に違わないのであれば、つたえられてない将来的な“リスク”が影に潜んでいることが多々です。
僕はハワイ大学のアメフトチーム、野球、バスケ、陸上、他の私立施設でのそれら競技のアスリート達の指導も一年ほど経験してきましたが、格闘技の選手以上に、栄養やスポーツサイエンスの知識に貪欲に、耳を傾ける生徒はいませんでした。
このセミナーは月1で行い(予定)ハワイの選手達へも、なにを、どのくらい、どのように行い/食べたらよいか、という“頑張る”ことへの基準、を伝えれたらなと思います。
ハワイへ徹底肉体改造
KAKURYU-HAWAII.COM
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