今年度から格闘技留学ハワイはおおきく変わります。
すでにジム、寮と大幅なグレードアップを発表しましたが、もうひとつ、格闘技留学ハワイの本当に良いところ、本当の素晴らしい他には真似できない長所を前面に押し出しました。
それがこのスポンサーシッププログラム「日本からハワイ、ハワイから世界へ!」
題名の通り、留学生にまず日本からハワイへ格闘技留学に来ていただきます。そしてハワイをはじめ全米、そして世界の舞台で活躍してもらうというものです。
このプログラムに選ばれた生徒は、まず1年間の格闘技留学費(練習、宿泊、食事、パーソナルトレーナー/栄養アドバイザー、調理人が含まれる)がスポンサーされます。つまりタダです。さらにスポーツサイエンス、栄養学、そして英語を習得してもらいます。なぜか?これが、海外で活躍することにおいてとても重要な鍵となるからです。
世界世界と夢を描く選手たちの多くの考え方はこうではないでしょうか。
「僕は世界で活躍したい!だからまず日本の1番になろう!」もしくは、「僕は世界で活躍したい!だから日本の一番にならなきゃだめだ!」
この考え方は、間違いではないですが、正解とも僕は思いません。
なぜなら、海外で日本人選手が活躍するには、「強い/実力」以上に必要なものがあるからです。
それが、裏側の力/マネージメント力です。
まだ格闘技はじめたての生徒の夢を崩すつもりはありませんが、僕の考えとして話します。
試合、とくに海外の試合、は必ずしも強い人が勝つわけではない。ということを覚えておいてください。誤解しないでください。本当に規格外に“強ければ”それは勝てます。が、そうでなければ、タダつよければ勝てる、のではないということを覚えておいてください。
試合、は“興業”、つまりは“催しごと”として行われるわけです。
催しごと、である以上、そこには“主催者”と“観客”が、存在します。
観客は当然お金を払い、“主催者”が用意した“催し”を見に来ます。なぜなら、その催し、つまりは“ショー”が払うお金に値する。とおもうからです。
観客がお金に見合わない。と思えば、“ショー”自体行えません。つまり、“試合”は存在しなくなります。
アメリカではほぼ全てのアマチュアボクシングからアマチュアキック、総合の試合はこの“興業”つまりは“ショー”の形式で行われます。つまり、入場料が取られます。それも、アマチュアであれ、日本円にして三千〜五千円の入場料が。
試合が興業である以上“興業主”のビジネスとしての思惑が当然存在します。
“この人気選手が、こう活躍してくれたら、興業ももっと儲かるなぁ。”と。
そうなれば当然?興業主は、その人気選手が目立つような相手を選んできます。
つまり、その選手が勝つように“仕組まれてる”、のではなく“願われてる”のです。
海外で我々は外国人選手です。試合のオファーが来た時に、まず、どのような思惑の元のオファーか、組まれたものなのか、を知る必要があります。
興業主、つまりはプロモーターのかかえる人気選手を目立たすための相手、として呼ばれてるのか、その日の全体の試合数が少ないので穴埋めに組まれてるのか、はたまた、その興業の看板選手になってほしくて、呼ばれてるのか。(その可能性は限りなく低い。笑)
それによって、勝敗は戦う前から大分決まっています。目立たすために呼ばれていたら、よほど圧倒しないと勝ち、にはならないでしょう。また、勝ってしまったら、次、があるかどうかはわかりませんw 観客があいつすげぇ!!っとなればありえます。ようは勝ち方しだいです。普通に勝ってるくらいでは、当然、判定は向こうにあがるでしょう。そして次よばれるか?疑問です。無論、きっとあなたは強いのでしょう。だから、人気選手相手に普通に勝ってる内容ができたのだから。けど、結果は、“負け”。そこなんです。重要なのは。
じゃあどうしたらそんな不利な試合ばかりじゃなくできるのか??1に、規格外に強ければできます。が、そんなに強いのなら、もうすでにきっと日本で遥か高いステージへ上がっていってるとおもいます。2に、こちら側のコーチやスタッフの、“顔”がプロモーター他関係者に効くということです。すくなくとも“リスペクト”は受けてる必要があり、そして興業関係者と良好な関係が築ける“人徳”があるということが大事になります。2の要素の方が9割9分の日本の選手には必要な要素だと思います。
僕がハワイへ来た当初、10年前、僕の試合の判定は酷かったです。地元有名選手との試合でダウンとってもスリップ、判定は3−0で相手。なんとか再戦がくまれても、勝っててもドロー。そんなのは当たり前。デビュー戦なんかは、「いやぁ決まってた相手が急にこれなくなってねぇ、、。ああ、この選手なら丁度あまってるんだけど彼とやる??ちょっとだけ君より重いけど、、、へへっ。ってバンタム級で計量パスした俺に用意されてたのはウェルター級の相手。まぁ3RTKOで僕が勝ったんだけども。笑 そんなことがアマチュアですら、ざらでした。“でした”です。ここで普通と違ったのは我々はそれでも悪態もつかずに紳士をつらぬいたという点。そして根性をみせつづけた。という点。とーにかく毎度毎度僕より大きいトップ選手をつれてきてくれます。それに勝ち、の内容で負け、にされること合計10試合。勝つように願われて組んでもらえたのは2−3試合。当然最初の僕の戦跡は、2勝10敗1分。というまぁ、“弱い人”のステータスでした。
けどそれでも文句をいわず、そして良好な関係をプロモーターと築いていくと、その苦労は気づけばハワイの地元の人たちからの、“リスペクト”にかわっていったんです。それが話題を呼び、ドクターがサインをしてくれ、アマチュアボクシングの公式戦にあがれるようになり、本土でのリングサイドワールドへハワイチームとして入れてもらい、準優勝し、地元新聞で書かれ、、本土からはゲータレード社からスポンサーの話が来て、そしてこの全米他世界でも売られるボクシング/格闘技ブランドTITLE社のHPのメインページにつかわれるというチャンスまでつかめ、そして今度はプロへいくことになれたわけです。
もちろんこれからもっと活躍していきますが、これはもう、“成功”といっていい成果だと思います。
日本の一番のつよーーーいボクサーが、こういう表紙にのったのみたことありますか??僕はないです。彼らが強いの知ってます。けど、こうはなれないです。なぜ??サポート。マネージメント力が、低い/無い。からです。
この話はようは僕の自慢話、武勇伝、でも当然ありますwww が、メインはそうじゃなくて、伝えたいのは、強けりゃいいっていうシンプルなそれじゃあ、仮に強くても、あがれませんよってことです。この点がとても、日本の選手は弱くて、海外での成功の邪魔をしてると思うからです。
なのでこのスポンサープログラムでは、まず、アメリカの文化。アメリカ人の考え方、礼儀、当たり前、好きなもの嫌いなもの。をわかってもらいます。次に、英語で自分の考えを、自分の言葉で表現できるようになってもらいます。いわゆる典型的なジャパニーズ環境客の、イエス!イエスセンキュー!をやってたら絶対無理です。し、嫌われます。そして、英語を理解するだけでなく、この人は、うさんくさいか、信じていいか、といった人の“見分け”までできるようになってもらいます。
それをしていくと日本人のアメリカ、海外での立ち位置、思われ方まで理解していくでしょう。
そして忘れてはいけないのが、確かに僕のはじまりは不遇な対応でした。が!それでも日本人のガキが一匹ひょこっとあらわれて得れたチャンスでは当然ありません。
シマニシ会長。の名前、顔、があったからこそ、まず非公式でも組まれ、不正があったら再戦まで組んでくれドローにしてくれたのはシマニシ会長との関係(リスペクとを受けてる上に、HMCからはたくさんに生徒を興業にだしてますから、関係は良好に保ちたいわけです)もあってのことです。
それがあっての今です。ウチへきた生徒のハワイでの試合は12−13試合出して4試合しか負けてません。他の生徒はちゃんと勝ってます。1につよいから、そして2に、日本人選手が普通に勝ってもいい平等な立場を、我々が得たからです。
我々の強みは、アメリカの大学レベルのスポーツサイエンス並びに栄養学。
シマニシ会長の世界のトップ達を指導してきた歴戦の指導キャリア。
新しい優れたジム環境。
という強さ。を育てる要素のほかに、
シマニシ会長のトップ達を指導してきたこと+彼の人柄/人徳による関係者たちからの圧倒的なリスペクト。そしてワールドワイドなコネクション。
僕の学位や資格、そして異例な経緯をへてきたボクサーとしての周りからのリスペクト。日本の若者が困るであろう英語や文化の違いの指導や、アメリカで自分をよくみせるマーティング術の指導。
この後者のほうこそが、うちが誇るものだなあという思いから、では、上の二つを要素を存分に得た日本の才能ある若者が、これまでの日本で一番になってから、、とは違う新しいルートで、世界でどうなっていくのか、、、
それを知りたい!ぜひ活用して欲しい!という願いからこのスポンサープログラムを作りました。
長くなったのでここらで一度きりますが、、、、
まず第一期生(一年後と契約更新:最長3年。)に選ばれたのは下の二選手。二人の詳しい説明は後日
地下格闘技30戦25勝3敗2分。サンテ選手(山中翔太選手)
極真空手ユース世界3位。下川晃毅選手
このスポンサープログラムの対象者資格は以下、、
・過去に3ヶ月の格闘技留学を行った者
・こちらで試合に出場し勝利した者
・身体的ポテンシャル技術的ポテンシャルを現地のコーチたちに認められたもの
・地元選手達と調和を保ちジムに+な空気をもたらせるもの
・異文化の中でも暮らせる生活力があると判断されたもの
です。
世界で活躍したい!と願うからこそ、身体だけでなく、心と頭も、異国の地へきて、ぜひ鍛えてみたらどうでしょう。
心から日本の選手の海外での活躍を、応援しています。
KAKURYU-HAWAII.COM